ジャネーの法則:大人と子供の体感時間を考える

12月です。師走です。

「一年たつの早いなー」って毎年言ってますが、

やっぱり言いたいです。

 

歳を重ねるにつれて、1日・1年と言った時間感覚は年々早く感じます。

で、この感覚は毎年、強くなってきますよね。

 

と思いながら、昔に聞いた話を思い出しました。

実は、この感覚、ちゃんと研究されていて、

フランスの哲学者のポール・ジャネーが考えだし、その甥の心理学者ピエール・ジャネーが記したことからジャネーの法則と呼ばれています。

ジャネーの法則

この法則によると、

「人間の体感時間はそれまで生きてきた年齢に反比例する」とのこと。

 

例えば、50歳の人間にとって、1年間というのはそれまで生きてきた50年のうちの1年ですから1/50

ところが、10歳の子供にとっての1年間とは、10年間のうちの1年で1/10

なので、同じ「1年」「1日」「1時間」であっても、

10歳の子供の体感時間は、50歳の大人の5倍以上の長さを感じるということです。

 

確かにネー。

子供の頃って、夏休みは永遠に感じられて、冬休みもクリスマスからお正月までたっぷり楽しめたような気がします。

 

で、なんか、ピンときました。

子供との意識の違いに。

 

「子供の10分は大人の50分」と思うことにした。

 

父:「早く風呂入れー」

子:「あと5分」ってタブレットいじってます。

 

母:「早くしないと電車くるよー」

子:「あと2分で行くー」と本屋で立ち読みしてます。

 

日々こんな会話が飛び交ってます。僕からすると

「あと2分ってなんやねん、2分も今も変わらんやろ、さっさとしろと思うんですが、

こどもの2分って、僕の2分より5倍長いってことです。

 

逆もあります。

「ちょっと待ってて」というと、

「まだー、マダー」っとせかしてきます。

「なんでちょっとが待たれへんネン」と、こっちがいらいらすることも。

 

例えば、子供にとっての、10分は 大人にとっての50分なんですね。

大人でもさすがに50分待たされたらイライラします。

子供はそんな感覚なんですよね。と気づきました。

この気づき、すごくないですか?

僕はめっちゃ納得しました。

 

待たす時も待たされるときも、

「子供の10分は大人の50分」と思うことにします。

そうするとなんとなく、イライラも減り、

あったかい目で、貴重な時間を過ごしている子供を見守れそうです。

 

大人と子供は「また今度」の感覚が違う

 

例えば、「今度、ディズニーランドに行こう」と約束していたのに

急な予定が入り

「ごめん、さ来週になった」ってことがあったんですが、

めっちゃ怒ってました。

 

頭では仕方ないと思っているみたいなんですが、

「今週行くっていってたじゃん!!」って泣いてました。(かわいい)

こっちからすると、

「2週間後って言ってるのに、あんまりいうと連れてかないよ!」

ってなりそうだったんですが、

今から思うと、

これも、子供の「2週間後」は大人の「10週間後、つまり2月半後」なんですよね。

楽しみにしてたことが、そんな先になったら、そりゃ怒るわって思いました。

反省。

 

最後に

 

思い返せば、僕も子供のころは1日が長かったはず。

で、今は全く時間の感覚が変わってきていて、

その大人の感覚に、無理に子供をあわせているのかなぁと反省してます。

これからは「約束事」とか「待たせる」とかには「こどもの 時間は 大人の5倍」

と思って接するようにすることにします。

そしたら、もっと子供の考えを理解できるのかなと。

って、なんか真面目な終わり方になってしまった。